2015年12月20日(土) 堀田準二さんのパステルアート教室が埼玉県志木市総合福祉センターで、高齢者や障がいのある人を対象に開催されるということで見学に行ってきました。
今回のテーマ「オノマトペの絵本」をつくる
※オノマトペ=擬声語(擬音語、擬態語)
オイルパステル、水彩などの画材を使って、3作家の作品の中にある3つの擬声語を絵で表現して、その作品を一つの本にまとめる。
◆宮沢賢治「風の又三郎」
どっどど どどうど どどうど どどう
◆中原中也「サーカス」
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん
◆草野心平「おれも眠ろう」
るるり。 りりり。 るるり。 りりり。 るるり。 りりり。 るるり。 るるり。 りりり。 るるり。 るるり。 るるり。 りりり。
取材をして……。
みなさん、楽しそうに擬声語を発しながら、集中して制作していました。アート作品が生まれる瞬間を見た!と感じました。作品を手のひらサイズの本にするというのも素敵でした。
取材:広報部 桐原 文子(1992年度 造形学部基礎デザイン学科)
「サーカス」 ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん
─ 参加者はいろいろな画材や素材を使った絵やオブジェを、自由な発想で作ることで脳を活性化しています。
「絵は苦手という人も多いのですが、それぞれの感覚で感じたものを線や色や形にしていけばいいので、上手下手という概念から解放され、皆さん生き生きとした作品を描いています。さまざまな障がいのある人も多数参加されていますが、ここでは障がいがハンディになるどころか、かえって魅力的な表現につながりプラスに転じます。毎回、皆さんの思いがけない表現に驚き、魅了され、私の方が刺激を受けています」
広報しき(2014年4月号 No.524 「今月のひと」 堀田さん談より抜粋)