馬の背と言われる須賀川の街。山々のやさしい稜線に囲まれた街で影山章子さんは活動している。兄の貴司さん、妹の絵美さんもムサビ卒業だ。章子さんは貴司さんの影響を受け、ムサビへ入学。ムサビ卒業後、故郷である須賀川に帰郷、家業の看板屋を3人で継いだ。当時、女性で看板の制作をすることは、難しく、困難も多かった。現在は看板制作だけでなく、内外装も行っている。
[msb! caravan]
影山 章子 かげやま しょうこ
NPO法人「知る古会」会長
(1971年度 短大専攻科 デザイン専攻 工芸デザインコース)
「知る古(しるこ)会」は須賀川の歴史・建築物・景観・樹木・人との交流を通して、
まちへの関心や愛着心を深め、誇りを持ち、地域の歴史文化の継承と
まちが活性化することを目的としています。
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馬の背と言われる須賀川の街。山々のやさしい稜線に囲まれた街で影山章子さんは活動している。兄の貴司さん、妹の絵美さんもムサビ卒業だ。章子さんは貴司さんの影響を受け、ムサビへ入学。ムサビ卒業後、故郷である須賀川に帰郷、家業の看板屋を3人で継いだ。当時、女性で看板の制作をすることは、難しく、困難も多かった。現在は看板制作だけでなく、内外装も行っている。
「知る古会」の活動では、まちづくり講演を行ってきた。また、須賀川の魅力を発見するために、まち歩きマップを制作した。そんな中、東日本大震災が発生。震災以前の活動は、防災やコミュニティー作りの活動につながった。一昨年は、市と県の補助を受け、朝日稲荷神社の神楽殿復旧事業を行った。小学生の総合の時間の授業での活動も行っている。
今後は、神楽殿をコミュニティーの場として活動していきたいという章子さん。地域を感じ、良さを守り、伝えたい、そう語る章子さんは生き生きとし、朗らかだった。彼女は、これからも須賀川の街の魅力を発見し、仲間と共に発信していくだろう。
取材:広報部 間々田 佳(2014年度 大学院造形研究科 美術専攻 彫刻コース)
影山さん(左)と間々田常任幹事(左から3番目)
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